皆様、ご無沙汰しております。半年ぶりの更新となってしまいました。
当院もはや一年が経過いたしました。5月には一周年記念も無事に行うことができ、
通院くださった皆様、スタッフや関係者の方々に再度御礼申し上げます。
大変な時期もあったのですが、
今こうして毎日皆様にお会いし楽しく診療させて頂いていることに感謝しています。

昨年4月から「妊娠・出産からやさしさを感じていただきたい」を実践して参りましたが、
多くの方々に理解していただけたと思います。
よくお問い合わせのある無痛分娩も大変良い安全な方法で、
当院でも必要と思われる方には行っています。
メリット・デメリット、合併症という言葉で説明されますが、
当院ではいい事もありますが失うものもありますよと説明させていただいています。
一番つらい陣痛を乗り越えるためにそばにいてくれる助産師と旦那さんのやさしさを
十分に感じていただけるのでしょうか？と。
旦那さんが一生懸命協力して下さったお母さん方は皆とてもよい表情をしていらっしゃいます。
今年は自信をもっておすすめできるスタッフばかりです。
当院のやさしさに触れてみてください。

現在、診療予約や分娩予約が取りずらくなっています。
工夫をしながら改善しています。
また待ち時間が長くなってしまっていますこともお詫び申し上げます。
スタッフ一同頑張っていますのでどうぞご理解いただければと思います。

月日が立つのは本当に早いもので今年もすでに12月になりました。
当院も様々な方々に支えられて少しずつ良い方向に向かっています。
今年の夏には麻疹（はしか）の流行がありました。
幸い当院では麻疹に感染した方はいらっしゃらなかったのですが、
数年前の風疹の流行もあり予防接種の重要性を再確認しました。
通常妊娠検査の中には麻疹の検査は入っていませんが、
当院ではすでに取り入れており、風疹も二種類の抗体検査を行い、
分娩後のワクチンを積極的に勧めています。
また、お子さんの面会に関して、
風疹や麻疹のワクチン接種歴を確認させて頂くことは今後も継続していこうと思います。
さて、妊娠・分娩を通して優しさを感じていただこうと志してきたつもりですが、
僕自身の自己評価は60点でしょうか。
まだまだ分かっていても手が届かない部分がたくさんあります。
優しくすることができる病院はたくさんあると思いますが、
いつの日か優しい病院になっていたいと思います。
それまでもう少しお時間をください。そしてこれからも宜しくお願い致します。

あっという間の慌ただしい一ヵ月が経ち、
お陰様でスタッフ達は次第に緊張がほぐれ自分本来の力を取り戻しつつあります。
そして僕自身もようやく皆さんときちんと診察室でお話ができるようになりました。
様々な方のご協力で重大な問題も起こらなかったことにスタッフ一同感謝して過ごしています。
もう新緑の５月、当院でもあたらしい命が誕生しました。
その過程にたずさわらせて頂ける責任感とやりがいを改めて感じています。
当院は日本一の病院を作りたいという僕の思いに現婦長が賛同してくれて始めた病院です。
一ヵ月間伝え続けようやくスタッフに伝わりつつあります。
まだまだ道半ば、皆さんにはご迷惑をかけてしまうことが多々あるかと思います。
どうぞその時は遠慮なく教えて下さい。
優しさを感じて頂こうと思考錯誤のこの病院、
数ヵ月後どう変化しているのかとても楽しみです。

初めまして、私はこの度おおたかの森に新しく産婦人科医院を開業させて頂くことになりました
小竹譲と申します。産婦人科医になり２０年以上になります。
産婦人科に進み本当に良かったと今思っています。
数多くの妊娠・出産に関わらせて頂き、心が痛む事柄も多々ありましたが、
患者さん方の感謝に支えられて現在があるのだと感じています。
いま各分野でガイドラインが発行され、
ガイドラインという言葉を聞かない日はないように思います。
それ自体は悪いことではありません。しかし私たちはその内容を理解したうえで、
さらにこのガイドラインの行間にたくさんの優しさを入れてみようと思います。
人は人の優しさ感じ自ら気が付いた時に優しくなれるのではないでしょうか。
優しさは人を変化させ、人から人へ伝染していきます。
そんな産婦人科にしたいなと思っています。
これからのお父さん、お母さん、お子さんたち、おじいちゃん、おばあちゃんにお会いできますことが楽しみでなりません。
どうぞよろしくお願い申し上げます。